防水・防塵性を確かめたいなら… IP規格をチェック!
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「自分たちの現場には防水・防塵性の高いタブレットを導入したい」とお考えの方は多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、IP規格をチェックすることです。ここでは、IP規格とは何か、詳しく解説します。

IP規格とは?
数字2桁の組み合わせで
防水性や防塵性を表記
IP規格(アイピーきかく)は、電子機器などの防水性や防塵性を表す国際基準です。International Protectionの略で、2003年に国際電気標準会議(IEC)によって定められました。「IPコード」や「IP保護等級」などとも呼ばれます。
表示方法は、「IP55」などのように、IP+数字2桁の組み合わせです。
数字の1桁目が埃などの異物の侵入に対する保護の度合い(防塵性能)を示しており、2桁目は水の浸入に対する保護の度合い(防水性能)を示しています。防塵は0~6までの7等級、防水は0~8までの9段階です。
例えば、表記がIP67の場合は、防塵性能が6等級、防水性能が7等級という意味です。防塵性能のみを表すときは、「IP6X」のように2つ目を「X」と表記します。一方、防水性能のみの場合は「IPX7」のように1つ目を「X」、2つ目を数字で表記します。
IP規格の等級による保護内容
等級によって保護内容が異なる
防塵と防水、それぞれの等級ごとの保護内容は以下のとおりです。
防塵
- 等級0:特に保護されていない。
- 等級1:直径50mmを超える固形物体が内部に侵入しない。
- 等級2:直径12.5mmを超える固形物が内部に侵入しない。
- 等級3:直径または厚さが2.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない。
- 等級4:直径または厚さが1.0mmを超える固形物体の先端が内部に侵入しない。
- 等級5:若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。
- 等級6:粉塵が内部に侵入しない。
防水
- 等級0:特に保護されていない。
- 等級1:鉛直に落下する水滴によって有害な影響をうけない。
- 等級2:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響を受けない。
- 等級3:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴(散水)による有害な影響を受けない。
- 等級4:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響を受けない。
- 等級5:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響を受けない。
- 等級6:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響を受けない。
- 等級7:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない。
- 等級8:継続的に水没しても内部に浸水しない。
例えば「IP66」なら、粉塵レベルの微粒な物体すら侵入しない、台風などの激しい雨でも浸水の恐れがないということを表しています。また「IP68」なら、継続的に水没してもタブレット内部に水が入り込まない、完全な防水仕様であると言えるでしょう。
試験方法はメーカーによって異なる
粉塵、ほこりなどが多い上、天候の影響を受けやすい建設現場や軍事訓練場、あるいは液体を多く扱い、粉が飛び交う食品現場などで使用するなら、防水・防塵性の高いタブレットを導入するのがおすすめです。
防水・粉塵性をチェックするうえで参考になるのがIP規格。一般的に「IP66」のメーカー製品であれば安心ですが、試験方法はメーカーによって異なるため、詳しく知りたい方はメーカーに直接問い合わせてみるといいでしょう。
「等級は高ければ高いほどよい」というわけではありません。例えばIPX8は、水の中での使用はできますが、シャワーのような「強い噴流水」には耐えられない場合があり、基本的に浸水による故障は有償での修理になるため注意が必要です。どんなシーンで使用するかをよく考えて、ニーズに合った製品選びをすることが大切です。
こちらのページでは、現場ごとにおすすめの堅牢タブレット・PCをご紹介しています。防水・防塵性の高い製品選びをしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
30年の実績
備えた製品を厳選

日本ノヴァシステムは1991年設立の池袋に本社を置く機器メーカー・販売代理店です。理化学機器、臨床検査機器の設計開発に携わってきた経験と、自社で工業用コンピュータを製造販売してきた30年(※)に渡る実績が強み。国内にある自社工場にて、企画から製造、検証、保守サービスまでを一貫して行っています。
防衛用途PCの設計・製造・販売で知られるGetac社、耐久性と使いやすさを追求するCincoze社の製品など、堅牢性の高いタブレットPC・ノートPCを多数販売。取り扱い製品については全て、東京の自社工場にてインストール、キッティング、検品まで対応しています。
(https://jnovas.com/)

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